長崎県壱岐市・壱岐島のみどころ
九州は長崎県の「壱岐島」は、福岡県博多港から高速船で約65分、長崎空港から飛行機で約30分、玄界灘に浮かぶ日本の遺産が眠る島です。
1968年(昭和43年)7月22日に、一部地域が壱岐対馬国定公園に指定され、1978年(昭和53年)6月16日には、辰の島、手長島、妻ケ島の3箇所が海中公園地区に指定されるなど自然景観にも恵まれており、人が自然とともに生き、暮らしの中に歴史と文化が息づいています。
2004年(平成16年)3月1日に郷ノ浦町・勝本町・芦辺町・石田町の4町が合併して「壱岐市」が誕生しました。壱岐市は、「魏志倭人伝」や「日本書紀」にも登場し、弥生時代から長年にわたって海上交通の要衝となった歴史があります。この歴史的特長から、「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」として2015年(平成27年)には「日本遺産」に認定されています。
特に、原の辻遺跡は、国内最大級の環濠集落であり、弥生時代の集落としては国内3ヶ所目となる特別史跡として、国の指定も受けております。
壱岐は、エメラルドグリーンの海と白い砂浜のビーチに囲まれ、「天国に1番近い島」とも呼ばれます。特に、夏には県内外から美しいビーチを求めて多くの観光客が訪れます。
壱岐島(いきのしま)の日帰り観光プラン(スポット)の一つをご紹介いたしましたので、是非一度お出かけください。
オススメの日帰り観光プラン
- 郷ノ浦港
- 車で11分
- 1.猿岩
- 車で1分
- 2.砲台跡
- 車で20分
- 3.勝本朝市
- 車で5分~船
- 4.辰ノ島
- 船~車で11分
- 5.壱岐イルカパーク
- 車で20分
- 6.男嶽神社
- 車で14分
- 7.芦辺港
- 車で13分
- 8.はらほげ地蔵
- 車で12分
- 9. 壱岐の蔵酒造
- 車で8分
- 10.一支国博物館
- 車で5分
- 11.原の辻遺跡
- 車で7分
- 12.筒城浜海水浴場
- 車で4分
- 13.壱岐空港
- 車で8分
- 14.印通寺港
- 車で20分
- 15.爾自(にじ)神社
- 車で10分
- 16.塞神社
- 徒歩10分
- 17.郷ノ浦港
1.猿岩
(写真提供:長崎県観光連盟)
壱岐黒崎半島のさらに先端にある高さ45mの海蝕崖の玄武岩です。そっぽを向いた猿にそっくりで、気紛れな自然の造形に驚かされます。壱岐島誕生の神話によると、「壱岐の国は生き島である。神様が海の中でこの島をお産みになったとき、流されてしまわないようにと八本の柱を立てて繋ぎました。その柱は折れ残り、今も岩となって折柱(おればしら)といわれている」とあり、その八本の柱のひとつが猿岩です。
2.砲台跡
(写真提供:長崎県観光連盟)
猿岩の展望所から1分。昭和3年から6年までの年月をかけて完成。口径41cmのカノン砲二門の砲台で砲身の長さ18.83m、弾丸の重さ1t、最大射程距離約35km、同じ規模の砲台が韓国釜山と対馬にあった。ここは一発も実弾を発射することがなかった。巨大な地下要塞であるが、猿岩展望所の売店裏の山道を少し登ると、砲台の巨大な穴を上から見ることができます。
3.勝本朝市
(写真提供:長崎県観光連盟)
壱岐島の最北端 勝本町。「勝本の朝市」は江戸時代から続くもので、勝本浦に住む漁民とその近郊の農村に住む農民との物々交換によって始まったものとされています。
毎朝勝本浦の商店街の店先には、近所の人々の市が立ち、自家製の農産物の店と小魚や干物など海産物の店に分かれています。鮮度のよさと値段の安さに定評があり、地元の人のみならず観光客にも長年愛されています
4.辰ノ島
(写真提供:長崎県観光連盟)
勝本港から北西2kmにある無人島「辰ノ島」。3月~11月の間は、周遊クルーズ船が運航。海の宮殿、マンモス岩、さざえ岩などをめぐり、50メートルの断崖を縦に切り裂いたような蛇ケ谷など荒波が浸食し、長い年月をかけて出来た断崖絶壁とエメラルドグリーンに輝く透明度の高い海を堪能できます。
夏には、勝本港から渡船が増便され、海水浴客で賑わいます。辰ノ島海水浴場は弓状の浜辺は遠浅の白い砂浜で美しく、観光客に人気が高く、日本の快水浴場百選に選ばれている海水浴場です。
5.壱岐イルカパーク
(写真提供:長崎県観光連盟)
壱岐イルカパークは、天然の入江を仕切って造られた海浜公園です。 かわいいバンドウイルカたちとゆっくりとした癒しの時間を過ごすことが出来ます。 2019年4月にリニューアルオープンし、おしゃれなカフェがあります。
6.男嶽神社
(写真提供:長崎県観光連盟)
男嶽神社(オンダケジンジャ)は、壱岐島の鬼門である男岳に位置し、 明治時代までは山全体が御神体とされていて一般人の入山が許されていなかったほど神聖な場所。 駐車場に車を停めて神社へと足を進めるうちに、 周辺の空気が澄み渡ってくるのを感じます。猿田彦命を祭神として祀る神社で願掛けが成就( じょうじゅ)したら、石猿を奉納する習慣があり、たくさんの猿が、ところせましと並んでいます。
7.芦辺港
壱岐の芦辺港は、郷ノ浦と並ぶ壱岐の玄関口でフェリー、ジェットフォイルが寄港します。 壱岐のほぼ中央にあり壱岐で唯一の大型スーパー ダイエーもあり、周辺には多くの飲食店があります。
8.はらほげ地蔵
(写真提供:長崎県観光連盟)
壱岐のパンフレットには必ず載っているおなじみのお地蔵さんです。 「はらほげ」というのは、「お腹に穴が開いている」という意味です。 満潮時に、お供え物が流されてしまわないようにするために、穴は貫通していません。海女で有名な八幡浦の海中に祀られている。6人のお地蔵さんは、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)で苦しんでいる人々を、救ってくれる役割をしています。
9.壱岐の蔵酒造
(写真提供:長崎県観光連盟)
玄界灘ある壱岐は、豊な海の幸と太古の歴史あふれる島です。麦焼酎発祥の地として世界的に認められた島でもあります。大麦2/3・米麹1/3の伝統の製法を守り、壱岐の地下深くの玄武岩層で磨かれた清冽な自然水を使用して『壱岐焼酎』を醸しています。「究極の食中酒」をコンセプトにつくりあげた、壱岐の蔵酒造入魂の逸品「壱岐っ娘」や「壱岐の島」が有名です。
10.壱岐市立一支国博物館
(写真提供:長崎県観光連盟)
国指定特別史跡「原の辻遺跡」を展示の一部として取り入れたビューシアター、復元された古代船、市民の顔をモデルに160体の人形で一支国の生活を再現した一支国トピックなど展示場は発掘された土器などに触ることもでき、体感しながら楽しく学べる見ごたえのある博物館です。
11.原の辻遺跡
(写真提供:長崎県観光連盟)
(写真提供:長崎県観光連盟)
原の辻遺跡は、弥生時代の重要な遺跡として、静岡県登呂遺跡、佐賀県吉野ヶ里遺跡と同じく、史跡の国宝といわれる国特別史跡に指定されています。また特筆すべきは原の辻遺跡が唯一、国と王都が特定されていることです。日本最古の船着き場の跡や当時の「一支国」が交易と交流によって栄えていたことを示す住居跡などが確認されています。
12.筒城浜海水浴場
(写真提供:長崎県観光連盟)
日本の快水浴場100選に選ばれた壱岐随一のビーチ。白くてきめの細かい砂浜は、約600m続き、遠浅で波も穏やかなため、夏にはたくさんの海水浴客で賑わいます。キャンプ場やバーベキュー広場、テニスコート等の施設が整備された筒城浜ふれあい広場と隣接しており、壱岐の夏で一番賑わうスポットです。
13.壱岐空港
壱岐空港は、筒城浜(つつきはま)のそばに1966年開港。1200mの滑走路があります。一時は福岡空港とも連絡していましたが今は長崎空港との間に日に4便( 離着陸合わせて)があるだけです。
14.印通寺港
壱岐島の南部にある石田町印通寺(いんどうじ)港は、壱岐島の海の表玄関の一つです。佐賀県・唐津東港との間に九州郵船のフェリーが1日5便就航(100分)しており壱岐島に出入りする車の約60%がこの港を利用しています。
15.爾自(にじ)神社
(写真提供:長崎県観光連盟)
爾自神社の本殿裏に祀られている高さ2.7メートル、玄武岩の「東風(こち)石」。
神功皇后が三韓出兵のとき出向の順風を祈ったところ、この石が二つに割れ、そこからさわやかな東風が吹き出したといわれています。さらに江戸時代、平戸藩は朝鮮通信士の接待を勝本浦で行いましたが、風待ちで逗留が続くと藩の財政が逼迫するので必死でこの東風石に順風を祈願したといいます。東風石前に寄進された石灯篭は、「寛文十一」(1671)と刻まれ、お伊勢参りの道中の安全祈願と成就の献納だそうです。
16.塞神社
(写真提供:長崎県観光連盟)
道祖神である猿田彦の妻である猿女君が奉られており、縁結び・安産・夫婦和合・受験・性病・交通安全に霊験あらたかな神社です。
男根や女性のものを形取った器物が多数奉納されており、家庭円満や子授け、良縁成就のパワーをもらえるお守りも多く揃っています。
17.郷ノ浦港
(写真提供:長崎県観光連盟)
郷ノ浦港は壱岐島の南西部に位置し海の表玄関。国指定の重要港湾で、港を中心に街が開けています。九州郵船の定期フェリーやジェットフォイルが運航しています。
平成16年には、大型観光船埠頭の供用も開始しており、「ぱしふぃっくびいなす」や「にっぽん丸」といった国内の大型観光船が寄港し、壱岐島の新たな観光拠点となっています。